人生ゲーム関西版

前世紀末に一時期文京区に住んでいたことがある。独身時代最後の地である。当時通っていた仕事場には歩いて通っていたのだが、通り道の細い路地に小さなおもちゃ屋があり、そこで、野ざらしのように置かれてあったのが「人生ゲーム関西版」であった。既に日に焼けており、当時としてもかなり古い商品と想像される。というのも、はこには吉本の芸人達の写真が載っており、今田耕司がえらく若いからだ。
で、結婚前の奥さんと「おー!これを買っておけば、いずれ鑑定団かなんかで高値がつくかも」などと冗談半分に思って買って、ずーっとそのままになっていた。また、吉本の芸人達の写真から、勝手にお笑い版の人生ゲームだと思い込んでいた。
で、娘がみつけてやりたいやりたいと言い出した。既に鑑定団については、たいした値もつかないだろうと思っていたので、意を決してあけてみる。関西版ということで、かなり面倒な設定が多くて閉口したが、やはりはじめてみると面白い。本当は子供の頃やっていたノーマルな人生ゲームがしたかったが、これはこれで、やはり夢中になるものである。
hakuasin2007-01-14