シベリウスのヴァイオリン協奏曲 初版

シベリウス  ヴァイオリン協奏曲(1903/04年原典版
ヴァンスカ指揮 ラハティ交響楽団
レオニダス・カヴァコス:ヴァイオリン
シベリウスのヴァイオリン協奏曲には、現行版の前に封印された初版があるという話は以前書いたが
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2012/09/07
どうしても聴きたいのでユーズドで買ってしまう。
改定版よりヴィルトゥオーゾ的部分が多く、ソロと管弦楽の融合を目指した改訂版の完成度にはかなわないが、これはこれでシベリウスの音楽として充分楽しめる。
ただし、私の最も好きな第1楽章の哀愁のメロディ部分(何小節目と言えないのが悔しいが)の伴奏の和声展開は、改訂版の方が抜群に良い。