シベリウス 交響曲第5番
ロリン・マゼール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1966)
ロリン・マゼール指揮 ピッツバーグ交響楽団(1990)
旧盤、新盤ともに、いろいろとやっているのだが、やることなすことすべてが、この曲の本来の躍動感を台無しにしている。
何がやりたいのか、何をどうしたいのか、さっぱりわからない演奏。
シベリウス 交響曲第4番
ロリン・マゼール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1968)
ロリン・マゼール指揮 ピッツバーグ交響楽団(1990)
旧盤、新盤ともに、曲の性質のせいだろうが、余計な事をあまりしていないので、これは悪くない。悪くはないが、これからシベ4を聴こうという時にマゼール盤を聴きたくなるかは保証できない。
ウィーン・フィルの音色が鮮やかなのが旧盤、よりテンポが遅く静謐なのが新盤。
シベリウス 交響曲第3番
ロリン・マゼール指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1968)
ロリン・マゼール指揮 ピッツバーグ交響楽団(1992)
3番の事をよく「牧歌的」と表現するが「農民舞踊曲」的側面があるという事である。
旧盤、新盤ともに、急き立てられるようなつっかかるリズムで、これでは農民もさぞかし踊りづらい事であろう。