ホルスト・シュタインのシベリウス

シベリウス 交響曲第7番
ホルスト・シュタイン指揮 NHK交響楽団(1987)
ヤノヴィッツの「ドン・カルロ」で、イタオペを超越した音づくりを聴かせてくれたシュタインは、いずれはいろいろと聴いてみたい指揮者であったが、来日時にN響を振ったシベリウスの音源を集めた2CDが発売されていた。7番以外は1番、2番と「トゥオネラの白鳥」「フィンランディア
さて、導入部以外は弱冠速めのテンポで、速い部分と遅い部分の差があまりなく、その点ではかの個人的な7番の理想に近い。北欧勢の指揮者とは違った透明感と迫力が心地よく、これで7番の愛聴盤が増えたな。
残りの1番2番は、残念ながら思い入れたっぷりに引きずりすぎ。