バルトーク 管弦楽のための協奏曲 2種

バルトーク  管弦楽のための協奏曲
フリッツ・ライナー指揮 シカゴ交響楽団(1955)
ショルティ指揮  ロンドン交響楽団(1965)
家にある未聴のバルトークを聴く、ということで、ライナー盤はリヴィング・ステレオの1枚、ショルティ盤はだいぶ前にワゴン・セールの廉価盤で買ったきりだったもの。
この曲は、作曲技術の円熟からバルトークの代表曲のように扱われているが、アメリカ移住後ということで、個人的には弱冠の通俗性が鼻に付くところもある。
ライナー盤は、その真摯で峻厳な解釈から、未だに別格扱いされる名盤だというのも納得。
ショルティ盤は、幾分聴きやすく仕上げている分、通俗性が増しているが、それでも充分真摯なので、どちらの盤も初めて聴く演奏としては充分お勧めできる。