昨日の出来事
朝の5時半ごろ、私の部屋に奥さんが来て
家電に私の母親から電話があったが、取る前に切れた。
折り返し電話しても話し中、との事
私の部屋は、家電の音が聞こえない。
とりあえず、預かっていた鍵を持って車でかけつける。
奥さんは、後から自転車で。
ところが、鍵が開かない。
後から確認したら、奥さんの勘違いで
違う鍵を私が渡されていたのであった。
横にまわって、キッチンの小窓から覗くと
つけっぱなしのテレビの明かりで
母親らしき影が倒れているのが見える。
小窓の脇をバンバン叩きながら
「おふくろ!おふくろ!」と叫ぶと
腕を上げているように見える。
どうやって中に入ればいいんだと
考えあぐねているうちに、奥さんもやってきて119番に電話
ダメ元で小窓を上にあげるとあくではないか!
この時ほど、母親の戸締りの悪さに感謝したことはない。
人ひとりくぐれるぐらいのすきまからなんとかもぐりこむと
母親が倒れている。
奥さんには母親の家の後片付けを頼んで
携帯で連絡する旨確認をとって
やってきた救急車に私一人が同乗して病院へ
ところが、治療中に携帯を確認したら、無い!
そう言えば、小窓から頭から入り込んだ時に
何かが胸元から落ちた気がした。
奥さんにもってきてもらおうにも連絡の手段が無い。
会社にも連絡しなければならない。
何回か家電に電話して、
やっと一時的に帰宅していた奥さんと
連絡が取れた時はほっとした。
もう一度戻って携帯を探して、持ってくるよう頼んだ。
やはり、キッチンに落ちていたそうた。
携帯が無いと、今の世は本当に不安になる。
幸い、母親は脳出血とかではなく脳梗塞で
手術の必要とかもなく
入院、治療、その結果を見て転院、リハビリということになった。
声が良く出ないので、言葉の聞き取りが難しいが
意識はしっかりしている。