ヘンデル オラトリオ「ソロモン」再聴

ヘンデル オラトリオ「ソロモン」
ソマリー指揮 イギリス室内管弦楽団(1971)
ディアス(Bs)
アームストロング(S)
ティアー(T)

2番目に聴いたヘンデルのオラトリオ「ソロモン」であるが

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20110103/p2

「ユダス・マカベウス」は「ヘラクレス」「ベルシャザル」の2年後であるが「ソロモン」はさらにその2年後で、最後のオラトリオ「イェフタ」

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2020/04/28/055812

の3年前にあたる。
前回は重厚と書いたが、いかにもヘンデルらしいのびやかな対位法が実に心地よく、そこら辺も重厚感を生み出しているのかもしれない。
このオラトリオは、第2幕の「大岡裁き」以外これといった物語が無く、ストーリー的にはまったく面白みはないのだが、音楽が良いので聴き入ってしまう。

改めて作曲順に「ヘラクレス」「ベルシャザル」「ユダス・マカベウス」「ソロモン」「イェフタ」と並べてみると、実に圧巻の流れである。

ヘンデルのオラトリオはとりあえずこれで一段落だが、まだまだ未聴のものはあるので、いずれは聴いてみたい。