クナのマイスタージンガーの話

クナのマイスタージンガーの話
ワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、LD時代に1回見た(聴いた)きりである(シュタイン指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1984))。当時ワーグナーのLDは、これと「トリスタンとイゾルデ」「ジークフリート」だけを買っていたが、なぜ「マイスタージンガー」のLDを買ったのか覚えていない。当時の自分に対する批判へのワーグナーの反論が歌詞に含まれている、ということで興味を持ったのかもしれない。
なぜ1回きりだったかというと、何せ4時間半にならんとする長尺曲なので、なかなか聴く覚悟がつかない。例のクナッパーツブッシュ大全集にも収録されていたのだが、こちらも手付かずのままだった。
クナのマイスタージンガーは、以下の録音が発売されている。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1950 1951)
バイロイト祝祭管弦楽団(1952)
バイエルン国立歌劇場(1955)
バイロイト祝祭管弦楽団(1960)

③がクナッパーツブッシュ大全集収録なので手元にあるが、聴くとなるとやはり年代順にすべて聴きたくなってしまういつもの癖なので、順番に揃えてゆくつもり。
①は「マイスタージンガー」全曲の世界初スタジオ録音である!当時のオールスターキャストという事で、私の大好きなアントン・デルモータの名も見える。