2013-01-01から1年間の記事一覧

島倉千代子さんの思い出

島倉千代子さんの思い出子供の頃から好きだった歌手であった。「すみだ川」はセリフも含めてよく真似をして歌っていた。ご冥福をお祈りします。

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙嵐の彼方」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙嵐の彼方」(1952)出版は1952年だが、1940年代の3つの中編をつなげて長編に仕立てたもの。一万年以上前から地球との接触を絶っている世界「五十の太陽」と、その位置を突き止めようとする宇宙戦艦の衝突、しかし「五十の太…

大茂館・蒼前神社と覚書

大茂館・蒼前神社と覚書以前、別ブログに八戸の城址大茂館・蒼前神社を訪ねたが、私有地の為断念したことを書いた。 blog.livedoor.jp たまたま、ネット上でここを撮影したサイトを見つけた。ttp://c-hearts.jugem.jp/?eid=334「こどもの国」近辺の蒼前神社…

アバドの「ホヴァーンシチナ」

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」(ショスタコーヴィチ版)クラウディオ・アバド指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1989)ホヴァーンスキィ公:オーゲ・ハウグランドアンドレイ:ウラジーミル・アトラントフゴリーツィン公:ウラジーミル・ポポーフシャク…

A・E・ヴァン・ヴォクト「イシャーの武器店」

A・E・ヴァン・ヴォクト「イシャーの武器店」(1951)以前も書いたが「武器製造業者」の続編だが、時系列的には前の時代を描く。そのせいか、日本ではこちらから発売されたようだが、時系列的には前でも、やはり執筆順に読むことを推奨する。なぜならこち…

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」(ショスタコーヴィチ=ゲルギエフ版)

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」(ショスタコーヴィチ=ゲルギエフ版)ワレリー・ゲルギエフ 指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団(1991)ホヴァーンスキー公:ブラト・ミンジルキエフドシフェイ:ニコライ・オホトニコフアンドレイ:ウラジーミル・ガルー…

9歳の少女が歌う、プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん」

9歳の少女が歌う、プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号」

A・E・ヴァン・ヴォクト「宇宙船ビーグル号」(1950)子供の頃は「宇宙船ビーグル号の冒険」というタイトルで読んだ記憶がある。一般にはモンスター側からの倒叙的手法が画期的と言われる作品だが、子供の頃印象に残ったのは「情報総合学」という架空の学…

娘とギター

娘とギター私がギターを弾き始めたのは、確か小学校6年ぐらいではなかったろうか。ギターが欲しいと親にいったら、あるアルバイトを紹介されて、それは、親が話を通していある場所だったんだが、そこでがんばって手伝いをしたら許そうという思惑が親にはあ…

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」映画版(ショスタコーヴィチ版)

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」映画版(ショスタコーヴィチ版)スヴェトラーノフ指揮 ボリショイ歌劇場管弦楽団(1959)ホヴァーンスキー公:アレクセイ・クリフチェニヤドシフェイ:マルク・レイゼン他ショスタコーヴィチ版だが、本来3時間以上あるは…

A・E・ヴァン・ヴォクト「地球最後の砦」他

A・E・ヴァン・ヴォクト「地球最後の砦」(1950)出版は1950年だが、雑誌発表は1942年でヴァン・ヴォクトの初期作品である。ワクワク感とトホホ感が同居するのは、ジュヴナイルを読んだ時の感じに似てるな。しかし、よくもまあこれだけのアイデアと奇想天…

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」リムスキー=コルサコフ版

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」リムスキー=コルサコフ版ボリス・ハイキン指揮 レニングラード・キーロフ劇場管弦楽団(1946)ホヴァーンスキー公:ボリス・フレイドコフドシフェイ:マルク・レイゼンゴリーツィン公:ウラディミール・ウリヤーノフアン…

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」の歴史的背景と概要

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」の歴史的背景と概要 ホヴァーンシチナの歴史的背景とあらすじはウィキペディアで一度読んだだけではちんぷんかんぷんだったので、図にしたりして、なんとか理解した。 歴史的背景をおおざっぱに書くと皇帝アレクセイの異…

A・E・ヴァン・ヴォクト「非Aの傀儡 」

A・E・ヴァン・ヴォクト「非Aの傀儡 」(1956)ヴァン・ヴォクトを執筆(出版)順に読んでゆく予定だが、この作品は「非Aの世界」の直接的続編なので、先に読む。ちなみに「武器製造業者」にも「イシャーの武器店」という続編があるが、時系列的に「武器製…

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」の版問題

ムソルグスキー「ホヴァーンシチナ」の版問題「ホヴァーンシチナ」は、ムソルグスキーがピアノ譜と歌唱譜を残したまま、未完の状態にあったオペラであるが(終結部も書かれていない)人によっては「ボリス・ゴドゥノフ」よりいい、という人もいるので、今回…

クロコーチ

クロコーチ奥さんが録画して見ている横で、見るとは無しに見ていたのだが、単にやくざまがい刑事の話と思いきや、むちゅくちゃ奥が深そうで興味を持った。何かに雰囲気が似ているな、と思って調べてみたら、案の定原作の漫画のそのまた原作がリチャード・ウ…

A・E・ヴァン・ヴォクト「非Aの世界」

A・E・ヴァン・ヴォクト「非Aの世界」(1948)こちらの作品は「武器製造業者」より手ごわい。「武器製造業者」は読者が五里霧中だが、こちらは主人公の記憶が何者かによって改ざんされている、という設定なので、主人公も五里霧中なのだ。記憶が云々という…

ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」ロイド=ジョーンズ校訂による原典版

ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」ロイド=ジョーンズ校訂による原典版クラウディオ・アバド(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1993)アナトリー・コチェルガフィリップ・ラングリッジサミュエル・レイミーマルヤーナ・リポヴシェク、他どう…

A・E・ヴァン・ヴォクト「武器製造業者」

A・E・ヴァン・ヴォクト「武器製造業者」(1947)シマックを読んだので、こんどはヴァン・ヴォクトの未読のものに挑戦する事にする。(ハヤカワはヴォクト、創元はヴォークト表記だがヴォクトで統一する)この人の作品は「ローラー・コースター(ジェット…

ジブリの「かぐや姫の物語」予告に対するコメント

ジブリの「かぐや姫の物語」予告に対するコメント 作品自体も期待大だが、コメントに笑った。 http://gahalog.2chblog.jp/archives/52240059.html 姫の犯した罪と罰 >債務が残っておるぞ 劇爆

ムソルグスキー 「ボリス・ゴドゥノフ」

ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」マルク・エルムレル指揮 ボリショイ劇場管弦楽団(1985)エフゲニー・ネステレンコ(ボリス)アルトゥール・エイゼン(ヴァルラーム)エレーナ・オブラスツォワ(マリーナ)ヴラジーミル・アトラントフ(グリゴリー/偽…

クリフォード・D・シマック「中継ステーション」

クリフォード・D・シマック「中継ステーション」(1963)「都市」はけっこう読み返すのだが「中継ステーション」は久々である。それは「大事に読みたいのでおいそれと読み返したくない」という感情のような気がする(「都市」は気軽に読み返せるが、どちら…

進撃のねこ

進撃のねこネットで話題になった「進撃の巨人」ならぬ「進撃のねこ」

ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」

ムソルグスキー「ボリス・ゴドゥノフ」(リムスキー=コルサコフ第二改訂版)ドブロヴェン指揮 フランス国立放送管弦楽団(1952)ボリス・クリストフユージニア・ザレスカリュドミーラ・レベデワリディア・ロマノヴァアンジェイ・ビエレッキキム・ボルイ先日…

モニク・アースのラヴェル ピアノ曲全集の続き

ラヴェル ピアノ曲全集モニク・アース(pf)(マ・メール・ロワのみ イナ・マリカ)(1968)先日、タメがあり過ぎと文句を書いたモニク・アースのラヴェル ピアノ曲全集であるがhttp://hakuasin.hatenablog.com/entries/2013/10/18残りの曲を聴いたら、妙な…

クリフォード・D・シマック「超越の儀式」

クリフォード・D・シマック「超越の儀式」(1982)それぞれ異なった並行世界、別時系列から突然異世界へ放り込まれた5人の人間と1対のロボット、彼らを異世界へと放り込んだ者の意図と正体は?といった作品。落ちに肩透かしを食らった、というネット上の…

ラヴェル「古風なメヌエット」いろいろ

ようつべで「古風なメヌエット」を何曲か聴いてみた。速すぎると思ったギーゼキング タメが多いと思ったアース すっきりしているが、ちょっと速い、バッハが得意だというアンジェラ・ヒューイット ゆっくりのテンポだが、やはり若干のタメがあるサンソン・フ…

モニク・アースの ラヴェル ピアノ曲全集

ラヴェル ピアノ曲全集モニク・アース(pf)(マ・メール・ロワのみ イナ・マリカ)(1968)以前にも書いたが、ラヴェルのピアノ曲全集は、奥さんの買ったギーゼキング盤を聴いていたのだが、彼はテクニック志向のテンポの速い演奏なので、もっとしっとりし…

ラヴェル「スペインの時計」

ラヴェル「スペインの時計」アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団(1953)シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)ポール・デレーヌ(テノール)他こちらも基本的には「子供と魔法」と同様「クラシックであると同時に、こじゃれた上質な20世紀の音楽」なのだが…

ラヴェル「子供と魔法」

ラヴェル「子供と魔法」アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団(1954)シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)ピエール・モレ(バリトン)ルシアン・ロヴァノ(バス)他作品としては「スペインの時」の方が古いのだが、CDの収録順でもあるし、実はそもそもこれ…