King Crimson
例の紙ジャケシリーズ。これも30th Anniversary Editionと同じようだ・・・・(涙)それはさておき、このアルバムについてはさんざん書いているので、別のことを少々。(ただし、日本語盤解説のアナログ当時のこのアルバムに対する文句は納得いかない)
思えば「アイランズ・クリムゾン」は「アーズバウンド」で、フリップ以外のメンバーの暴走振りを見せ付けて解散状態となった。そして「USA」も実はリズム隊が暴走状態になっていたことが後年明らかになった。そして解散。そして実はそういう時期が一番面白かったりするのだ。何が言いたいか、感の良い方はおわかりだろうか。つまり80年代以降のクリムゾンにはこういう動きは一切無いのだ。そこら辺が70年代までのクリムゾンと80年代以降のクリムゾンの(面白さの)大きな違いではないだろうか。
実は"Discipline"も長らく評価していなかった。評価するきっかけが海賊盤で"Frame By Frame""Thela Hun Ginjeet"のトニーの爆発的ベースを聴いた事だったりする(本末転倒)ミニマル的アプローチは私も好きだが、すでに10年も前からある技法で、それを"Discipline"ではじめて聴いて感動したみたいな事を書いている人がいるが、もうちょっと勉強しなよと言いたくもなるのであった