ヴェルディ「オテロ」

カルロス・クライバー指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1976)
オテロ:プラシド・ドミンゴ(T)
ヤーゴ:ピエロ・カップッチッリ(Br)
デズテモナ:ミレッラ・フレーニ(S)
演出・衣装:フランコ・ゼッフィレッリ

未だ正式な日本盤が発売されていないクライバーのオテロのDVDであるが、ようつべで全編が見れるのだった。
以前私は、「なんでもかんでもドミンゴ もしくは フレーニ というのはいかがなものか」的な事を書いた。私がLD等でオペラを見始めた頃、本当になんでもかんでもこの二人だったので、本当に食傷していたのだ。
しかし、この76年の二人のすばらしさはどうだろう。だぶんこの頃がピークだったのではないか。
ちなみに性格俳優的バリトンをやらせたら、当時右に出るもののいなかったカップッチルリは、この人も、なんでもかんでもカップッチルリだったのだが、こっちはなぜか食傷はしなかったな。単に好みか(笑)なので久々に見れてうれしかった。
クライバーの素晴らしさは今更何も言わない。