ワーグナー「ワルキューレ」第1幕

クレンペラー指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1969)
クレンペラーの「指環」も、レコード会社からの要請にもかかわらず、老齢を理由にワルキューレ1幕のみが残される事になった。なんでもっと早く要請しなかった!
クレンペラーは、私が愛聴している「魔笛」もそうなのだが、遅めのインテンポで、透明感溢れる音作りをしながら、一見それ以上のことは何もしていないようでいて、全体として聴くと、実に味わい深く意味深い音作りをする人だ。
このワルキューレも、じっくりと音楽を楽しめる。ああ、名盤ばかり聴けて幸せだな。
長年入手が難しかった彼のブルックナーも再発されたので、指環が一段落したら入手予定、こちらも楽しみ。
ちなみに、CDには1972年録音とあるが、どのネット情報でも1969年なので、とりあえず1969年としておいた。