イエス「時間と言葉」「イエス・サード・アルバム」

イエス「時間と言葉」「イエス・サード・アルバム」
というわけで
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/04/05
http://hakuasin.hatenablog.com/entries/2014/05/19
イエスの2ndと3rdを聴く。
鳴り物入りでアトランティック・レコードと契約したものの、1stの評判がいまいちだった、ということで、前作のジャズ・ロック的アプローチは無くなり、2ndではオーケストラを取り入れた、シンフォニック・ロックの方向性を打ち出して、結局それが、その後のバンドの基盤となってゆく。
3rdでスティーヴ・ハウ、そして次の「こわれもの」でリック・ウェイクマンの加入というのも、その方向性に沿ったものだったんだろう。
以前に書いた通り、アナログ時代は「こわれもの」「危機」と3枚組ライブ「イエス・ソングス」のみ所有していたが、3rdの曲はほとんど「イエス・ソングス」で演奏されているので、既に耳馴染みの曲で懐かしい。また「イエス・ソングス」を聴き返して、前任のトニー・ケイの違いを調べるのも一興だな。
面白かったが、オフィシャルでのハウのギター・ソロ曲「クラップ」(ライブ収録)のスタジオ収録がボーナス・トラックで入っているのだが、オフィシャルより長めで、中間に「こわれもの」のギター・ソロ曲「ムード・フォア・ア・デイ」の萌芽的フレーズが聞けること。つまりは、この部分を分離独立させて作ったのが「ムード・フォア・ア・デイ」だった、ということか。
2分20秒頃から「ムード・フォア・ア・デイ」の萌芽。

こちらが「ムード・フォア・ア・デイ」1分ぐらいから上記のフレーズ。