"THE GREATEST JAZZ OVER 150 GREAT PERFORMANCES"の話 あれこれ

以前、デイブ・ブルーベックの「テイク・ファイブ」の1982年のライブについて書いたのだが

http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2015/04/22/045504

収録されていた"THE GREATEST JAZZ OVER 150 GREAT PERFORMANCES"という8CDセットについては、すっかり怪しいセットという先入観を持ってしまって、ほとんど聴いてなかった。
しかし、せっかく8CDもあるのだから聴かないのももったいない、と思い立ってざっくり聴いてみることにした。
コアな曲はないものの、バラエティに富んでいるので、メロディは知ってても曲名を知らない曲の曲名がわかったり(「モーニン」「ウォーターメロン・マン」「茶色の小瓶」等々)「エラ・イン・ベルリン」のライブでの名唱が有名なエラ・フィッツジェラルドの「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」のスタジオ・バージョンが聴けたり(ライブは倍以上の演奏時間だったとは・・・・)結構収穫はあった。
ジョン・コルトレーンはたった1曲「トレーニング・イン」が収録されてて、実はこの曲、手元には"In Europe"という、たぶん非正規のライブ3CDセットに収録されているのを持っているのだが、こちらはいわゆる最強カルテット時代の演奏、しかし「トレーニング・イン」は ウィズ・ザ・レッド・ガーランド・トリオ時代の演奏がオリジナルなので、もしかしてオリジナルで聴けるか?と期待したら、"In Europe"と同じ音源だった・・・音は抜群に良くなっているが。
また、今まで知らなかった歌手も知ることができたが、その一人がメアリー・アン・マッコール。収録されていたのはウディ・ハーマン楽団時代の「デトゥア・アヘッド」若々しいハスキーヴォイスがたまらんな。

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