チャイコフスキー 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」
シモノフ指揮 フィルハーモニア管弦楽団(1989)
ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(1972 ライブ)
チャイコフスキー・エディションである。
ご存知の方もいるかもしれないが「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、ダンテの「神曲」に出てくる実在の人物で、政略結婚で嫁がされたフランチェスカが、夫の弟と恋に落ち、弟共々夫に殺され、ダンテが地獄でこの二人に会う、といった話。
キリスト教的には罪であっても、愛の無い結婚より真実の愛、といった観点で、いくつか戯曲化、オペラ化されている。
穏やかな中間部とそれを挟む、嵐の情景描写のような激烈で悲劇的な前半、後半部から成る。キャッチャーさは少ないが、その分個人的には好ましい。チャイコフスキー本人はあまりこの曲を評価していないようだが、まあ、内容的には薄いかもしれない。
オペラ化といえば、以前、ザンドナーイの「フランチェスカ・ダ・リミニ」を購入できなかったので
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/20120110/1326139509
今回、再度注文、さらに、ラフマニノフのオペラもあるので、そちらも注文してしまった。