Yol Bolsin(2003)

Sevara Nazarkhan
ウズベキスタンの歌姫、セヴァラ・ナザルハーンのこの時点での新作というが、これ以前の作品は良く分からない。先日も書いたが、ピーター・ガブリエルのグローイング・アップ・ライブでゲスト・ボーカリストとして出ていて、気になっていた。しかし、ピーター主催のrealworldレーベルではないか。ライブ参加は、ピーターによるプロモーションか?
純粋な民族音楽ではない。ポストロック的なエレクトリック・アレンジやストリングス・アレンジが施されているが、民族音楽性を損なうことも無く、かえって、アンビエントな癒し系のパワーを増している(本来なら、私は純粋な民族音楽でないといやなのあるが、これは気にならなかった)
曲はほとんどが、トラディショナルとクレジットされている。ウズペキスタンの音楽に触れるのははじめてであるが、発声やこぶしまわし等、けっこうインド音楽に近い。が、曲調は、地図上でも近いが、中近東の香りもする。二弦楽器ドゥタール等の民族音楽楽器も楽しめる。ちょっとハスキーな美声で、顔も東洋西洋折衷の美形(アーリア系ではない。モンゴロイド系)日本盤発売が無かったようだが、もったいない話である。