バッハ ゴールドベルク変奏曲(ゴルトベルク変奏曲)

グレン・グールド(1955)
思えば、グールドを初めて聞いてから30年近く経つのに、このデビューアルバムは未聴だったというのも不思議な話だ。初めて聴くグールドがこのアルバムだったら、どれだけの衝撃を受けたことだろう。しかし、その前に私は「フランス組曲」で出会ってしまっていたのだった。
フランス組曲」がFMから流れてきた時の衝撃は今でも覚えている。幸いエアチェックをしていたので、長らくヘビロテであり、良くも悪くも私にとってはグールド=「フランス組曲」となってしまっていたのだった。
もちろん、このゴールドベルクも素晴らしいが、当たり前の話だが、自分の中に確立しているグールドそのまんまの演奏なので、衝撃は無いのが残念といえば残念。