ブルックナー 交響曲第3番 改訂版

クナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1960)
クナのブル3は5種類の音源が出ているが(こちら)この音源で、とうとうすべてを入手することができた。
さて、1954年オフィシャル、1954年ライブ、そしてこの1960年ライブは非常に似通っている。しかし、放送用録音ということをクナが意識したのかどうか、1960年盤はいつもの即興が目立たず、一番すっきりして完成度やオケの美しさはオフィシャル盤をしのぐ。
しかし、クナファンは勝手なもので、クナならば1954年ライブや1962年、1964年のようにある種の破天荒さを求めてしまうのも事実(汗)
しかし、前述のとおり完成度は驚異的で、フィナーレの感動は比類ない。
音質もオフィシャル盤にせまるほど良く、そのせいかどうか、クナのうなり声、リズムをとる足音、さらに楽譜をめくる音まで拾っている(笑)
他の盤の感想はこちらこちらこちら