光る眼(1995)

例のジョン・カーペンターによるリメイクである。人物設定の変更はあるものの、意外なほど1960年版に忠実だ。勿論ジョン・カーペンター流のホラーテイストは加わっているのだが。
面白い追加シチュエーションは以下のようなもの。
子供達が生まれたとき、一人は死産で、そのせいで一人の子供がパートナーを失った形になり、それが原因で感情が芽生え、内面的に人間側に接近してくる。その少年は、原作とも1960年版とも違って、一人生き残るのだが、この子の将来も興味津々ではある。
出演者は、一般には事故前のクリストファー・リーブや「スター・ウォーズ」のマーク・ハミルが取り上げられる事が多いが、個人的にはカースティ・アレイが懐かしかった。
カースティ・アレイは、ジョン・トラボルタの「ベイビー・トーク」3部作で有名だが、アメリカの大河ドラマ的シリーズ「南北戦争物語」(1985)で、その顔のまんまのきつい性格のお嬢さん役が好演だった。
ちなみにこの「南北戦争物語」はカースティ・アレイの出世作であると同時に、「ゴースト/ニューヨークの幻」でスターになったパトリック・スウェイジの出世作でもある。