日本と欧米の感受性の違い

改めて思うのが日本と欧米の文化、というより感受性の違いである。
欧米は「目に見えるものが存在し、目に見えないものは存在しない」という文化である。
日本では世界でも珍しい「歌舞伎の黒子」というものが存在する。現実に舞台の上に存在しても、見るほうは「存在しないもの」として見るわけで、逆もまたしかり、表現しないもの、言葉にしないものの奥に、本当の存在があることを感受できる民族なのだ。