The Road Vol.1-5 The Road Vol.6-10: +DVD

Henry Cow
待望のBOXが届く。
ざっと見てみると、ジョン・グリーヴスが脱退した直後のベースレスが"Vol. 4-5"で、"Vol. 6"以降は(一部ジョン・グリーヴス財席時の75年の演奏があるが)ベースはすべて(チェロ兼任の)ジョージー・ボーンである。
ジョージー・ボーンはヘンリー・カウのラストアルバム"Western Culture"(1978)(こちら)でゲスト扱い(チェロ)、また、当初ヘンリー・カウとして録音したが、結局アート・ベアーズ名義で発表された"Hopes and Fears"(1978)(こちら)でもベースとチェロでゲスト扱い。
なぜ、正式メンバーではないのかは謎だが、先日の映像(こちらこちら)をはじめ、これだけの音源があるのだから、ヘンリー・カウ末期の屋台骨を支えたであろうことは、想像に難くない。もっとジョージーのベースを聴きたかったなあ、と思っていたので、これは楽しみである。
今回、スタジオアルバムを含めて、年代順に聴いていって、ヘンリー・カウの音楽的流れを確認しつつ、じっくりと楽しみたい。