R・シュトラウス 「ばらの騎士」

ドホナーニ指揮 ウィーン国立歌劇場管弦楽団(1978)
最近記事が無いのは、この長大なオペラを、また手元にあるもので聴き比べを始めてしまったからである。
で、あらためてドホナーニ盤を聴いてみると、マスターテープに起因するであろう欠落がけっこうある(気付かれないようにうまく編集はしてあるが)
ドホナーニもとりたてて欠点があるわけではないが、やはり典雅さというか、ためが欲しいな、という点がある。
しかし、グンドゥラ・ヤノヴィッツルチア・ポップ、イボンヌ・ミントン、クルト・モルという「声量」「声の美しさ」「音程の正確さ」の3拍子がトップクラスの強力な布陣は、他の盤では見られない(ミントンのラストはさておいて)
これに比肩するのはショルティ盤であろうが(こちら)個人的な指揮者や歌手の好みから総合的に見ても、やはりこちらであろう。
なんで、もっと音質がよい、完全収録の音源が(できれば映像が)無いのだっ!!!