モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」

コリン・デイヴィス指揮 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団(1973)
イングヴァール・ヴィクセル:ドン・ジョヴァンニ
マルティナ・アーロヨ:ドンナ・アンナ
キリ・テ・カナワ:ドンナ・エルヴィーラ
スチュアート・バロウズ:ドン・オッターヴィオ
ウラディーミロ・ガンツァロッリ:レポレロ
リチャード・ヴァン=アラン:マゼット
ミレッラ・フレーニ:ツェルリーナ

モーツァルト オペラ・コンプリートBOX」の一枚。
序曲が出来がいいので本編を期待したら、全体に演技が過剰で歌を壊している。オペラは芝居だから歌が無味乾燥になってはいけないが、芝居が歌を壊してはオペラではない。伴奏が素晴らしいので大変もったいない。
また、ドン・ジョヴァンニはバリトンの役だが、バス・バリトンかバスのほうが声域が合っているので、バリトン歌手が歌うとどうもしっくり来ないな。
ドン・ジョヴァンニ」は、なかなか期待通りのが無いな。いつかクレンペラー盤を聴いてみたいところだが。