モンゴメリ「黄金の道」

モンゴメリ「黄金の道」
「ストーリー・ガール」の続編である。いい意味でのドタバタ騒ぎに終始するかとおもいきや、かなり物語は深みを増してきて、読後の印象はかなり感慨深い。
40年後に明らかにされた、という「ぶきっちょさん」ことジャスパー・デイルの恋物語と、仲間たちより若干年上のために「黄金の道」という子供時代を去らねばならなくなった語り手の少年とストーリー・ガールことセーラが大人になりかけてゆく様の描写は特に印象深い。
例の「アボンリーへの道」であるが、随分と原作とは人物設定や人間関係等変わっているので、ちょと見るのをちゅうちょしてしまうな。でも、アンの恩師のステイシー先生まで同じ役者で出てるしなあ・・・