昨日までのショッキングブルーの記事は書きためていたもので、実は最近またスラップ・ハッピーをつらつら聴いたりしている。
以前も書いたが、セカンド・アルバムとして録音した音源に対しヴァージン・レコードがもっとポップにしたら契約する、という条件で録音し直したのが「カサブランカ・ムーン」でのちに元の音源を発売したのが"Acnalbasac Noom"なのだが、曲順こそ弱冠違うが収録曲は同じである・・・・ただ1曲を除いて。
それが「俳句」と題する曲で、"Acnalbasac Noom"では「チャーリーとチャーリー」という曲が「カサブランカ・ムーン」では「俳句」と差し替えられている。
つまり、差し替えても収録したかったという思い入れがある曲と言える。
曲自体は「侘び寂び」とは無関係の騒がしい曲なのだが、なんで「俳句」?ということで歌詞を調べてみた。
まず(たぶん)小林一茶が出てくる。月を骨で削る話がでてくるがそんな俳句は無いし、表現を削るという比喩なんだろうか。
2番には仙厓禅師が出てくる。○△□図とう禅画で有名な人だが、特に俳句で有名とは聞いたことがない。
サビでは俳句を書くには高いIQが必用だ、とある。
どうも彼らは、俳句は禅的というか哲学的なもの、と思っているようだ。
しかし、言われてみれば日本の文化の根底には確かに禅的な部分が隠れている場合が多いのでそれを海外の人が見抜いている、というのも凄い話だ。
こちらがその「俳句」
ライブ・イン・ジャパンの方が、本来の形なのかな。
カウントを5,7、5でやり直すのが面白い。