USAライブ(USA)

これも、やっとのことでCD化された。でも、やっぱり音をいじりすぎ!まあ、ポセイドンほどじゃないからゆるそう。デヴィッド・クロスのバイオリンにエディ・ジョブソンがそのまんまかぶせているのもアナログのまんまでこれは逆にうれしい。
これだけオフィシャルのライブ音源がでても、前述した「夜を支配する人々」と双璧をなす出来で、やはり当時も一番いいのを出したんだなあ・・・と納得。緻密さで「夜を〜」ダイナミックさて「USA」に軍配があがるが、それはこの頃の急激なリズム隊のサウンドの変化による。わが最愛のドラマー、ビル・ブラッフォードの音質の変化もさることながらやはり、わが最愛のベーシスト、ジョン・ウェットンが、ここではピックでベースを弾き始めたということも大きい。(ジョンの指弾き、ピック弾きに関しては後述)何をかくそう、このアルバムは私のベーシストとしてのスタイルを決定付けたといっても過言ではない。(ma ma doo ! お聴きのみなさん。ネタばらしです)それほど、このアルバムのジョン・ウェットンは衝撃的だった(スタジオ盤でももちろん充分衝撃的だが)「放浪者」など、どうやったらこんなフレーズが思いつくのだろうと思ったほどだ。
で、このアルバムの利き所紹介はその「放浪者」から。この曲では、デビッド・クロスがヴァイオリンとメロトロン(左側のスピーカー)ロバート・フリップがギターとメロトロン(右側のスピーカー)で互いのソロのときは、メロトロン伴奏しているのだが、以下(C)デヴィッド・クロス(F)ロバート・フリップ
1.C:ヴァイオリンソロ F:メロトロン 
2.C:ヴァイオリンソロ終了 F:メロトロン
3.C:メロトロンフェイドインしてくる F:メロトロン
4.ふたつのメロトロンの音量が同じになる
5.C::メロトロン F:メロトロンフェイドアウトしてゆく
6.C::メロトロン F:あのチョーキングギターがフェイドインしてくる
って、文章で書くとなんじゃこりゃといった感じだが、実際に聴くとものすごくスリリングである。
さて、週末はお休みをいただいて、週明けからは、ジョン・ウェットンのベースについて。