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ベースが元ギルガメシュのニール・マーレイから元ヘンリー・カウのジョン・グリーブズに替わり、創設期メンバーで、曲も提供し、ゲスト参加していた元ギルガメシュのアラン・ガウエンもいなくなり、メンバー的には、ハットフィールド+ヘンリー・カウとなったが、音楽性もそれに伴って若干の変化が見られる。緻密なアバンギャルドロック的な要素や、カンタベリー系ジャズ・ロックというよりよりもコアなアバンギャルド・エレクトリック・ジャズ的要素が加わった感じ。(初期のウェザーとか)もちろん、ハットフィールド色も濃厚で、前作よりも、統一感はないかもしれない。しかしこれはこれで素晴らしい。前作とは甲乙つけがたい。いやいや、いいアルバムを発見できて大変にうれしい。さて、そうなるとハットフィールドとかキューローンとかまた聞きなおそうかな。ちなみに、ジョンの持ち込んだフリーフォーム的要素がこの後のライブで強くなり、それを嫌ったデイブが脱退して、(ガウエンが一時戻るも、アルバム発売は無し)このバンドは消滅してしまうのだった。もったいない。