ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付き」

シューリヒト指揮 パリ音楽院管弦楽団(1958)
店頭で輸入盤をみつけて衝動買い、思えばシューリヒトを好きといっていながら、ブルックナーシューマンしか聴いたことが無かったから良い機会だ。
予想通り速めのテンポだが、推進力は認められてもせわしなさは微塵も無い。金管木管が強めなのも予想通りだが、これほどまでに、弦の奥に隠されていたフレーズが浮かび上がって来ているとは思わなかった。新鮮である。やはりすごいなこの人は。
しかし!1954年の演奏がこれ以上にすごいらしい。困った困った。