Real Time(収録:2005)

Van der Graaf Generator
ヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーター再結成ライブがいつの間にか出ていて、慌てて購入したもののクラシックモードだったので手付かず、やっと聴こうと思ったら日本盤がボーナスCD付で既に発売とか!それもオフィシャルに含まれていない"Still Life"が入っているではないか!うーん、これは日本盤も買わなければいけないではないかっ。ボーナストラックを含むと、いわゆる初期と末期以外の名曲がほぼ網羅されているなあ。 ちなみに通常版で当日のコンサートの完全版。オーナスCDはその後のツァーでの音源のようだが、まったく曲がかぶっていないのは素晴らしい!

しかし、再結成で老醜をさらすかつてのビッグバンドが多い中、ピーターの声を始め全く衰えがないのは驚きである。また聴衆の彼らに対する愛情の深さもうかがえて心あたたまる。

ピーターのエレピの音がちょっとしょぼい。スタジオと同様クラヴィネットを弾くべきではなかったか。「レミングス」でピーターがエレキギターを弾いている!が全然違和感が無いぞ。

しかしである。なんでここにニック・ポーター(Bs)がいないのだろう。(こちらでも書いた)末期VGDを支え、ピーターのソロやバンド「Kグループ」でずっと一緒だったのに。おまけに「Kグループ」のドラムはガイ・エヴァンスなんだから!おかしな話だ。やはりニックの最初の脱退がヒュー・バントン(Key)の不仲だったってのは本当なんだろうな。今回の再結成もピーターとヒューの和解が無ければありえなかったのだが、ニックとは和解できなかったのか・・・・・当時ピーターがエレキギターを弾いていなかった曲をエレキギター入りで聴けたりするんだから、ニック脱退後の曲をニックのベース入りで聴きたかった。ヴァイタルではニック脱退後の曲をニックのベース入りで何曲か演奏してるんだから、今回の選曲でも不可能ではなかったはずだがなあ。