ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」

ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団(1982)
ロジーナ:アグネス・バルツァ
アルマヴィーヴァ伯爵:フランシスコ・アライ
フィガロ:トーマス・アレン
バルトロ:ドメニコ・トリマルキ
バジーリオ:ロバート・ロイド

バルツァがロジーナを歌っていた!しかも、「フィガロ〜」が予想以上に良かったマリナー指揮で!廉価を探して購入。
思い入れが無いと言いながら「セヴィリア〜」が増えてゆくなあ(汗)
ファンだから気にならないが、バルツァのロジーナは「男前」に過ぎるか?(笑)
男声陣はメンツからしても申し分ない。
指揮のマリナーは、序曲を聴けばわかるとおりに、横のメロディラインが良くつながっていて、声部の絡みが実に明確で新鮮である。ただ、個人的にはOKなのだが、人によっては曲によって遅すぎるという印象を持つかもしれない。
また、マリナーのことだから裏づけがあってのことだろうが、レチタティーボの伴奏はピアノよりチェンバロの方がやはり雰囲気は出る。
それでも、個人的にはかなり気に入った演奏であった。