オルフ「世俗カンタータ:カルミナ・ブラーナ」

ヨッフム指揮 ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団
グンドゥラ・ヤノヴィッツ:ソプラノ
ゲルハルト・シュトルツェ:テノール
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ:バリトン
カルミナ・ブラーナ」と言えば「おお、運命の女神よ」は誰でも一度は耳にしたことがあるはずだが、なかなかそれ以外の曲は聴く機会が無い。私もその例に漏れずに、ポップやヤノヴィッツのボックスで初めてその中のアリアを聴いて(こちらこちら)是非全曲を聴いてみたいと思っていて、買ってはいたのだがいつものとおり聞くまでに随分かかった。
プリミティブな古代性とポピュラー的現代性、聖と俗等、さまざまな両極端な要素をひとつにぶち込もうとしている、不思議な魅力を持った曲であることが改めてわかった。
ヨッフムはこういうのは実にうまいな。
「おお、運命の女神よ」

フィッシャー=ディースカウはオペラではないせいか、おとなしくて大変よろしい。
で、やっぱりヤノヴィッツがいいな(笑)
「少女が立っていた」は冒頭の音型ヒルデガルト・フォン・ビンゲンを思わせる。
残念ながらヤノヴィッツがようつべに無いのでキャスリーン・バトル

以前にも貼った「天秤棒に心をかけて」は「アディエマス」あたりの先取りと言える。こちらはヤノヴィッツ