アバド指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1979)
カーティア・リッチャレッリ:ソプラノ
シャーリー・ヴァーレット:メゾ・ソプラノ
プラシド・ドミンゴ:テノール
ニコライ・ギャウロフ:バス
ミラノ・スカラ座/ヴェルディ・ボックスである。
先日文句を言ったリッチャレッリも、嫌いなドミンゴも(一応)宗教音楽ということもあるかもしれないが、余計な感情移入も無く、凛とした歌唱で、やればできるじゃん(失礼な(笑))
そもそもドミンゴは、バリトン上がりの音程の不安定さに加え、感情移入過多の「泣き節」が嫌いなので、いつもこうなら、ここまで嫌う事はなかったろう。
ヴァーレットは文句は無いし、ギャウロフもまだよたっていない。
アバドは若干遅めのテンポで、個人的には速いのが好きなのだが、この曲のオペラ的な側面を強調するにはこのぐらいでちょうどいいのかもしれない。
私の知っている限りでは、かなり上質の演奏。