ジョー・ザヴィヌルの"Stories of the Danube"(1995)

というわけで、

https://hakuasin.hatenablog.com/entry/2023/10/17/073752

ジョー・ザヴィヌルの"Stories of the Danube"を購入。
演奏はカスパー・リヒター指揮ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団で、海外ウィキペディアの日本語訳による曲名は以下の通り。

ドナウ川の物語        
1.始まり: 森の奥に泉が湧き、川が生まれる    5:49
2.マウンテンウォーター: 雪解け水の滝が若い川に流れ込む    3:30
3.帝国: 世紀末の皇帝フランツ・ヨーゼフの治世の生活の印象    11:22
4.イントロ    3:52
5.ジプシー: 家のない自由な人々の歴史    7:35
6.ドナウ川の声: 河床で、堂々たる岩が歴史を見守る    5:53
7.無名戦士: 血と暴力の流れ:第二次世界大戦    5:52
8.イントロ    4:26
9.スルタン: オスマン帝国の900年    7:59
10.フィナーレ: ドナウ川の国々は平和を祝う    2:33

1.2.3.10.が純粋なオーケストラ曲。6.がほぼオーケストラ曲で、他の曲にはヴォーカルやバンドが加わる。
純粋なオーケストラ曲は、個人的にはシベリウスに近いものを感じて好印象。
バンドが加わる曲は、曲名から分かる通り、東欧、中近東、中央アジア的な民族音楽的である。
ドナウ川はそもそも、ドイツから黒海まで流れている、それこそ西欧と東欧、中近東の文化の狭間を流れる川なのだ、という事を改めて思い起こさせる。
個人的には、ものすごくいいと思うのだが、クラシック、ジャズ・フュージョン、ロック等、分け隔てなく聴く人ではないと、なかなかアピールしずらい気がする。

こちらが先日張った "Orient Express" の元曲 スルタン

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