リトル・プリンセス(1995)

レンタル流れのワゴンセールで購入。ご存知「小公女」の映画化。時代が第一次世界大戦の頃であること、舞台がニューヨークであること(このハリウッドの何でも自分の国を舞台にしてしまうという悪癖は未だに根強いのか)小間使いのベッキーが黒人であること等々、違和感満載である。しかし、映像、美術、音楽等かなりこっており、その点では見ごたえがある。ミンチン先生初登場のシーン、階段を滑るように下りてきたシーンはかなり効果的だった。そしてこのミンチン先生、ハープを弾くのである!さぞかし若かりし頃は美人だったのではないかと思って調べたら「help!」の指輪を追っかける南国の美女だった!(エレノア・ブロン)
映像の完成度が高い分(なのか?)各エピソードの掘り下げが浅くなったのが残念。私の一番好きな、パン屋の前でのくだりも、原作どおりではない。また、「未来少年コナン」ばりのアクションシーンも不要だ。さらに、セーラの父が実は生きていたというのは、あまりにご都合主義。でも、ラストでミンチン先生が煙突掃除夫に落ちぶれるのは、ちょとワロタ。
主演の子はちょっとジェシカ・アルバを思わせる、ほのかな色気もある少女。この後「エアフォース・ワン」に出演したきりだが、どこぞの財閥のお嬢さんらしい。さすがプリンセス(意味不明)