ワーグナー「神々の黄昏」第3幕途中まで

クナッパーツブッシュ指揮 バイロイト祝祭劇場管弦楽団(1951)
やっと、前回聴き始めた部分直前までを聴き終えた。
クナらしい凄味満点の名演であるが、前回書いたように、歌がたまにかき消されてしまう部分がある
また、ジークフリートはこちらは、ベルント・アルデンホフであるが、輝かしい声と過剰な声の演技に頼りすぎて、音程をおろそかにする部分があるのが気に入らない。
1956年盤のヴィントガッセンは、逆に演技をしない方だが、元々ジークフリートは、良く言えば天真爛漫、悪く言えばおバカなので、ヴィントガッセンのやり方でちょうどいい気がする。
ところがである、だんだんわかってきたが、ヴィントガッセンはどうも「走り癖」があるようだ(笑)
やはり、十全のオペラ録音というのは、なかなか無いものだ。