マッケラスの「魔笛」

モーツァルト魔笛
マッケラス指揮 スコットランド室内管弦楽団(1991)
バーバラ・ヘンドリックス(パミーナ)
ウルリケ・シュタインスキ(パパゲーナ)
ジューン・アンダーソン(夜の女王)
ジェリー・ハドリー(タミーノ)
トーマス・アレン(パパゲーノ)
ロバート・ロイド(ザラストロ)
ヘルムート・ヴィルトハーバー(モノスタトス)
ピーター・スヴェンソン(第一の僧侶、第一の武装した男)
ゴッドフリート・ホーニク(弁者、第二の僧侶)
アラステア・マイルズ(第二の武装した男)
ペトラ=マリア・シュニッツァー(第一の侍女)
ガブリエラ・シーマ(第二の侍女)
ユリア・ベルンハイマー(第三の侍女)
ダニエル・イソン(第一の童子)
ナタン・ワッツ(第二の童子)
ジョン・ドーソン(第三の童子)
モーツァルト170CDである。
先日「クイケンによるモーツァルト3大オペラ」と書いたが、この170CDはバージョンが二つあるようで、ネット情報では「魔笛」もクイケンだったが、実際に買ったのはマッケラス盤収録のものだった。
速めのテンポで精緻できびきびした音作りが心地よい。小編成なので強めの木管による楽器バランスや両翼バイオリンが新鮮である。綿密な時代考証の結果ということで、いろいろ細部に聴き慣れたものと違う部分があるが不快ではない。
歌手陣は一流揃いで間然するところが無い。ジューン・アンダーソンは、デビューが「夜の女王」なのだが、正式録音は実はこれだけなので貴重である。
これは愛聴盤が増えた。マッケラスのフィガロドン・ジョヴァンニも聴いてみたい。