「パワー・ハウス」ディープ・パープル

ディープ・パープルの「リング・ザット・ネック」という第1期のインスト曲があるのだが(米盤ではなぜかタイトルが「ハードロード」)アナログ時代に、第2期メンバーによるこの曲のライブ・バージョンを聴いたことがある、というのを最近思い出した。
手元にあるCDには収録されていない。
調べてみたら、1977年に発売されたパワー・ハウス」という第2期の未発表音源のコンピレーション・アルバムに収録されていた。確かにアナログ時代買った覚えがある。
当時はわからなかったが(単に忘れていただけかもしれないが)「リング・ザット・ネック」、そしてやはり第1期の「ハッシュ」第2期の「チャイルド・イン・タイム」が、なんとかのオーケストラとの共演盤「ロイヤル・フィルハーモニック~」の演奏時に、バンドのみで演奏されていたのだ!
まだハードロックへ移行することが決まっていなかったのに、すでに「チャイルド・イン・タイム」ができていたってのもすごい話だ。
さて、このアルバム、発売当時の売りであったであろう「紫の肖像」のアウトテイク「ペインテッド・ホース」を始め、「ブラック・ナイト」のライブ・バージョン「イン・ロック」のアウトテイク「クライ・フリー」は、各種アルバムのボーナス・トラックに収録されている。
また、上記の3曲は「ロイヤル・フィルハーモニック~」の完全盤に収録されている。(これも知らなかった)
なので、悩んだのだが、やはりアナログ時代の懐かしさで「パワー・ハウス」を購入することにした。
これは、以前から思っていたことだが、第1期のベースのニック・シンパーも大変良いベーシストだったが、同じ曲をロジャー・グローバーが弾くとニック・シンパーのセンスが1960年代止まりであったことがよくわかる。これはボーカルにも言えるな。