プライド 第8〜11巻

一条ゆかり
主人公の一人である史緒がオクタヴィアンをやるということでここまではこの漫画は「ばらの騎士」モードである。
作品の解説的な記述も納得のいくものばかりで、先日の私の解説も不要かと思うほどである。
以前私はオクタヴィアンを演じる歌手について「そこはかとなく男性の色気を(無理やりに作っているのではなく)自然にもっている歌手がベストである。」と書いた(こちら
「プライド」ではカミラという歌手が演じるオクタヴィアンを史緒が「女性だと知っていてもどこかときめくような」と評している。おお!一致しているではないか(笑)
これを読んで、「ばらの騎士」を見てみたい、聴いてみたい、と思わない人がいるんだろうか、いや、いるんだろうな(涙笑)
しかし、せっかくこれだけ「ばらの騎士」について書いているんだから、これを読んだ人はぜひ「ばらの騎士」を聴くなり、見るなりしてほしい。
初めて見るのなら、最近はやりの「時代を現代に近づける」とか「奇矯な演出」ではなく、本来の設定の演出で見てほしい。