ヴェルディ「リゴレット」

クーベリック指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1964)
レナータ・スコット:ジルダ
フィオレンツァ・コッソット:マッダレーナ
カルロ・ベルゴンツィ:マントヴァ
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ:リゴレット

ミラノ・スカラ座/ヴェルディ・ボックスである。
先日「椿姫」のスコットは、訴えかけてくる力が無い、と書いたが、こちらは別人のように声に力がある。2年しか違わないのにどういうことだ?ベルゴンツィとのコンビは強力そのもの。
フィッシャー=ディースカウは、器用に何でもこなす人だが、さすがにリゴレットはキャラが違う気がする。その点だけが惜しい録音かもしれない。
クーベリックヴェルディ(もしくはイタオペ)は珍しいのではないか?やはりいつもどおりの彼で直線的でダイナミックな音作りではある。