ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 2種

ブルッフ  ヴァイオリン協奏曲第1番
サー・マルコム・サージェント指揮 ロンドン新交響楽団(1962)
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
リヴィング・ステレオの1枚で、先日の「スコットランド幻想曲」のカップリング、かつブルッフの代表曲である。
多少ベタながら、ロマンティシズムあふれる佳作である。もし、この曲がメンコンやチャイコンより知名度が低いとしたら、1発で印象に残るフレーズが無い、という理由だけだろう。

ブルッフ  ヴァイオリン協奏曲第1番
シューリヒト指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団(1960)
ハンスハインツ・シュネーベルガー(Vn)
実は、リヴィング・ステレオの同曲を聴いたのは、シューリヒトのシュトゥットガルト放送響発掘音源BOXに同曲があるため、聴き比べのいいチャンスだ、ということも実はあった。
ハイフェッツ盤よりテンポが遅く、シューリヒトお得意に絶妙なニュアンス付けで、このベタな曲が、なんと真摯で哀愁感漂う名曲に変わることか。モノラルのハンデはあるが、断然こちらを取るな。