北欧の作曲家をずっと聴いてきたのだが、やはりヘビロテはシベリウスだが、ネット上で、以下のような事を書いている人がいた。
「そういう意味では曲想こそ異なるとは言え、アントン・ブルックナーの音楽と共通している面が有ると思います。両者の音楽は同じように外面的な演奏を著しく嫌います。もしも演出効果を狙ったりすると音楽の意味が全く感じられなくなってしまうのです。ひたすら真摯に音楽に帰依する演奏家のみが彼らの曲を演奏する資格を得られます。言うなれば「真に音楽を演奏できるのは、音楽に選ばれたる者のみ」ということなのです。」
そうか!だから私はブルックナーのようにシベリウスにはまったのか!納得
というわけで、そろそろ他の指揮者でも聴いてゆくつもり。
シベリウス交響曲全集
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ放送交響楽団(1969~1974)
シベリウス交響曲全集についていろいろと調べたら、かなり特異な演奏としてこのロジェストヴェンスキー盤が上がっていた。ヴァイオリン協奏曲を含む4CDセットもあったが、こちらは交響曲のみの3CD。実はヘンリク・シェリングのシベリウスのヴァイオリン協奏曲の指揮者がこのロジェストヴェンスキーなのでこちらでOKかな。ちょっと珍しいロシア盤である。
ロジェストヴェンスキーについては寡聞ながらまったく知らなかったが
「歴代のロシア人指揮者の中でも、一、二を争う爆演系指揮者として知られ」(ウィキペディア)
とのこと。ブルックナー全集もあるらしいが、どんな感じなんだろうか?
シベリウス交響曲全集
渡邉暁雄指揮 日本フィルハーモニー交響楽団(1962)
日本のシベリウスのスペシャリスト、渡邉暁雄は一度は聴いてみたかったが、2度目の全集が長らく高値がついていたのであきらめていた。
たまたま郊外店のタワレコで1度目の全集の復刻が廉価(さらにたまったポイントで1,000円引き)だったので買ってしまう。
母親がフィンランド人という事を差し引いても、この時代の日本で世界初のステレオによるシベリウス交響曲全集は快挙であろう。ちなみに1981年の2度目の全集は、世界初のデジタル録音によるシベリウス交響曲全集である。こちらもいつか廉価での再発を請う。
これ以外にも、続々と(でもないか)全集購入の予定。