マリア・カラス オペラのアリア名唱集 10CD

街中の百貨店に久々に行ったら、またまたワゴンで 10CD 1,980円を発見。
カラスは好きなオペラの全曲盤の他はベストを1枚もっているだけなので、かぶるのを考慮しても断然お得。
なんと、数は少ないしイタリア語歌唱だが、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」「パルジファル」が聴けるのがうれしい。
特に「トリスタン〜」は「愛の死」である。とりあえず聴いてみたが、ベルカントワーグナーも悪くない。というか、元々ドイツの強靭なソプラノが苦手な私には、こっちのほうがよほどいいな。
また、10CD目は、1974年の彼女とジュゼッペ・ディ・ステファノのラスト・ツアー(伴奏はピアノのみ)カナダ公演である。
以前にもチラッと書いたが、本来メゾの彼女は、鍛錬でソプラノになったため、その歌手生命は短かった。
1965年には、もうほとんど引退状態だった。
よって、この最後のツアーは、私がはじめて聴く、衰えの見えるカラスである。楽しみといっては語弊があるが、興味津々。
ちなみに、このツアーで来日もしているが、ようつべでいくつか映像が見れる。