「不滅のモーツァルト」"Unsterblicher Mozart"(1954)

「不滅のモーツァルト」"Unsterblicher Mozart"(1954)
ルドルフ・モラルト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヒルデ・ギューデン
エミー・ローゼ
ペーター・クライン
ヒルデ・ツァデク
パウル・シェフラー
ヴィルマ・リップ
ルドルフ・クリスト
ルートヴィッヒ・ウェーバー
エーリッヒ・クンツ
カルラ・マルティニス
モーツァルト・アンサンブル)

久々に行った業務系スーパーのワゴンで、元値の8分の1の値段で投げ売りされていた。
よくわからないが、モーツァルト生誕200年を記念して作られた映像作品で独語歌唱による「後宮からの逃走」「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」のハイライト・シーンを収録したもの。
エーリッヒ・クンツの名前を見て、思わず買ってしまった。クンツのフィガロの映像があるとは!
http://hakuasin.hatenablog.com/entry/2016/12/23/043526
歳を取ってからの映像でも芸達者ぶりはわかっていたが、ダニー・ケイや「雨に唄えば」のドナルド・オコーナーを髣髴とさせるような映画俳優ばりの演技で、改めてその凄さを感じた。
解説で田辺秀樹(教授さんらしい)さんがエーリッヒ・クンツのファンとの事で、彼のフィガロとレポレロが見られるとはこの上ない喜び、と書いておられるが激しく同意!さらにクンツのパパゲーノが見たい!と嘆いておられるが、これも激しく同意パート2。「後宮からの逃走」じゃなくて「魔笛」にすればよかったのに・・・・と思ってから気づく。そうなると主役級のテノールの出番が無くなるのだ。なーるほど。
他の歌手も映像が見られてうれしい大年の名歌手揃い。(口パクなのはしょうがないけれど)ヒルデ・ギューデンがこんなに美人さんとは知らなかった。また、シェフラー:ドン・ジョヴァンニ、クンツ:レポレロ、ウェーバー:騎士長の組み合わせはかなり強力。