2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ケンミンショーはBGMが凝っているという話は以前書いたが、北海道の個人名のバス停という話題でシュープリームスの"Stop In The Name Of Love"がかかった。「バス・ストップ」→「ストップ」か?普通はホリーズの「バス・ストップ」あたりがかかるのにあい…

ブルックナー 交響曲第2番 ノバーク版

インバル指揮 フランクフルト放送交響楽団(1988) この2番は、ブルックナーの特徴がほぼ出揃っていて、3番以降の土台となった曲と言える。3番以降にはかなわないものの、若書きの愛らしさや先達の残滓もあり、なかなか魅力的で、もっといろいろな指揮者…

ブルックナー初期交響曲 再聴

せっかく第4番を聴いたので、好きな第0、第3を除く、普段余り聴かない初期交響曲を聴いてゆきたい。とはいえ、手元にはあまりない。 ヘ短調交響曲(いわゆる番号無し、もしくは00番) インバル指揮 フランクフルト放送交響楽団(1992) 第1番 インバル…

ブルックナー 交響曲第4番 総括

今回意外に思ったのが、上記にもあるとおり4番の第1楽章の指揮は意外に難しいのではないか、という事。 第2楽章以降はそれなりに音楽は成り立つ。第1楽章は素材としては魅力的なものがそろっているのに、それをそのま演奏すると音楽が成り立っていかない…

ブルックナー 交響曲第4番 ノバーク版

レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団(1983) いつもどおりの速めのテンポですっきりした演奏、といいたいところだが、第1楽章は若干せわしなく流れてしまっている部分がある。第2楽章以降はすこぶる出来がいいので大変惜しい。よほどこの第1楽章は演奏…

ブルックナー 交響曲第4番 第1稿

インバル指揮 フランクフルト放送交響楽団(1982) 第1稿なのでオーケストレーション初め細部が聴きなれたハース版ノバーク版とは違う。前にも書いたがスケルツォは別曲である。その違いは、あたりまえかもしれないが、第3の1版とそれ以降の違いによく似…

タイプライター (アンダーソン作曲)

The Typewriter:Leroy Anderson 我が家にはこれまで子供に気軽に聴かせられるクラシックのCDが少なかった。徐々に増やしてはいるが、通俗的な管弦楽曲のCDが無いので目に付いたオムニバスアルバムを買ってみたら、これが入っていた。これも、誰もが1度…

放水路トンネルウォーク

当市の市街地には、大雨が降ると氾濫する恐れのある細い川がある。ここ数年、そこから大きい川(馬渕川)へ放水路トンネルを掘る工事が行われていた。何回か書いているが我が家はこの川の近くであり、そのトンネルの出口は近所である。 昨日、ようやくトンネ…

空飛ぶモンティ・パイソン第2シリーズ(1970)

第1話 この回のインパクトはやはり「バカな歩き方省」だが、全体的にコントのつなぎ方や展開が絶妙。 第2話 かつて中世ヨーロッパを恐怖のどん底にたたきこんだ「スペインの異端宗教裁判」が現代によみがえる。ボケボケの3人組によって。コントで「スペイ…

追悼 広川太一郎

広川太一郎氏が亡くなられた。パイソン吹替え版発売後というのも何かの因縁だろうか。ご冥福をお祈りする。 なお下記はいっぺんに見たわけではありません(笑)

のだのカンタービレ2008

本日の地方紙の催しもの欄で奥さんが見つけた。お隣岩手県には野田村というところがあるが、そこのピアノ教室が定期的に開いているコンサートらしい。ネット情報が正しければそのピアノ教室の代表の名が「山○ 恵」なのだからこのネーミングしかないだろ!っ…

ハイドン 交響曲第94番(驚愕) 第101番(時計) 第102番 第96番(奇蹟) クイケン指揮ラ・プティット・バンド

キャットウーマン(2004)

先日テレビに入っていたのをやっと見る。ゴールデンラズベリー賞を受賞したとの事で、どんなトホホ映画なのかと思っていたら、脚本も悪くないし、ハル・ベリーも悪くない。シャロン・ストーンも主役を喰いかねない勢いだった。ただし、CGがちょっとお手軽…

青い城(The Blue Castle:1926)

モンゴメリ 「赤毛のアン」シリーズ以外のモンゴメリの作品は意識的、無意識的に避ける傾向がある。身勝手だがあの世界を崩されたくないのかもしれない。しかしこの作品は大人向けの作品とのことで、ネット上の評判も(ある意味)大変いい。ので、ユーズドで…

ブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」

朝比奈隆指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団(1989)ハース版 メモリアルボックスを買った時、これは未聴だったかも知れない。4番はどうしても後回しになるから。で、質実剛健、素朴な朝比奈さんの指揮振りが、どうもこの曲では裏目に出ているような気がし…

ケンミンショー 隣県バトル

ケンミンショーで隣県バトル「青森VS岩手」というのをやっていた。そもそもの因縁の解説があったが、画面に出た地図をご覧にらればわかるとおり、下北や八戸あたりは南部なのである。だからそもそもは「津軽VS岩手+青森南部+下北」とするべきなのだ。…

耳が無いとちょっと怖いリラックマ

ブルックナー 交響曲第4番

クナッパーツブッシュ指揮 ベルリン・フィルハーモニー交響楽団(1944)改訂版 例の大全集で、放送用録音なので、年代の割には抜群に音はいい。若い頃の演奏なので、かなり緩急自在にテンポが動くがブルックナーの本質から外れていないし、元々外面的な面が…

学習漫画 世界の伝記 クララ・シューマン

シンクロニシティというのはあるもので、たまたま寄った本屋で先日書いたクララ・シューマンの漫画が目についたので購入。こんなのが出ているくらい有名だったのか(汗) 家に持って帰ると「世界的な女性ピアニストだった」ということで娘が興味津々、で奪わ…

ブルックナー 交響曲第4番

クナッパーツブッシュ指揮 ウィーン・フィルハーモニー交響楽団(1955)改訂版 この音源はアナログ時代の私のブル4の原点であるが、久々に聴くと、外面的効果をねらった改訂版の使用がやはり気になる。例えば、素朴な木管にヴァイオリンが重なり、素朴なチ…

クラシックの女性の作曲家

クラシックの女性の作曲家というのは皆さんも馴染みが無いかもしれないが、(女性というだけで、認められなかった当時の時代性もある)近年は見直しと言うか再評価の機運が高まっているらしく興味深い。ウィキペディアでも十数人の名前が挙がっていて、個々…

ブルックナー 交響曲第4番

ティントナー指揮 ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団(1996) ティントナーは相変わらず遅い。若干遅すぎる部分もあるが、たまにじっくりと4番を楽しむのもいい。というか4番自体が随分久しぶりだ。 4番はアナログ時代クナとフルトヴェングラーを良く聴い…

アンの娘リラ

モンゴメリー いわゆる「赤毛のアン・シリーズ」で最も好きなのは「アンの夢の家」とこの「アンの娘リラ」であることは以前も書いた。(こちら) 久々に読み返したが、やはり面白い。第一次世界大戦によって他のアン・シリーズには無い緊迫感とリアリズムが…

You Can't Do That On Stage Anymore vol. 4 (発売:1991)Frank Zappa ワーグナー「パルジファル前奏曲」「ローエングリン前奏曲」 クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘンフィルハーモニー(1962) ハイドン 交響曲第93番 第99番 第100番 クイケン指…

日本人の食環境

先日ある小説を久々に読み返したのだが、主人公達が大正時代にタイムスリップする話で、自然の食べ物が安くあたりまえに食べられる、現代は逆に高い金を出さなければ自然のものが食せないと憤る場面がある。そしてシンクロニシティなのだろうか、昨日「美○し…

空飛ぶモンティ・パイソン第1シリーズ(1969〜1970)

第11話 「あらかじめ死体の無い殺人事件」 言葉遊びと天丼満載のナンセンスコント。 「虫けらのような葬儀屋」 4人の葬儀屋が棺桶をかついで行進中、一人また一人と倒れてゆき、つぎつぎと棺桶の中にほうりこまれ、残った人数でかついで行進を続ける。 「…

翻訳ものの原語での言い回し

翻訳ものの小説を読んでいると、たまに「この部分は原語ではどんな言い回しなのだろう」と思う事がある。 モンゴメリの「アンをめぐる人々」の「ベティの教育」というのは、かつての思い人の娘の教育係を買って出た裕福な中年男がその娘と結ばれるという、あ…

ベスト・オブ・モンティ・パイソン(1989)

Monty Python's Parrot Sketch Not Included ちょっと寄り道。1999年発売のビデオ全集と一緒に発売されたもので、BBC制作のパイソン20周年記念番組。(DVDもあるようだ)かのスティーブ・マーティンをホストに迎えた傑作コント集。しかも元からのコ…